実験レビュー - sdgs
-
マスクを観察してみました☆
みなさん、こんにちは
栄光サイエンスラボです。6月に入って、暑い日が増えてきましたね・・・
感染症対策でマスクをつけている人も多いと思いますが、 マスクをつけていると、さらに暑く感じますね
さて、今ではすっかり必需品となったマスクですが、そもそもマスクの種類はとても多彩ですよね。
紙の使い捨てマスクや、手作りの布マスク、政府から配布された布マスク などなど・・・一体どんな違いがあるのかな?と思い、顕微鏡で観察してみました
今回、観察したマスクは使用率が高いと思われるこの2種類です。
◆上:政府から配布された布マスク、下:使い捨ての紙マスク顕微鏡観察の前に、まず見た目での違いを比べてみました。
【紙マスク】
ひだが入っていて顔の凹凸にフィットできる工夫がなされています。
裏から光を当ててみました。
光が透けています、そこまで厚くは無いようです。【布マスク】
ひだはないですが、しっかりとした厚さのガーゼ生地です。
裏から光を当ててみると・・・
やはり厚みがあるので、光がほとんど透けて見えませんね。
厚さだけを考えると布マスクがしっかりとしていることは間違いなさそうです。
では、顕微鏡でも観察してみましょう
いずれも100倍で見ています。
ラボの実験室には顕微鏡があるので、気になるものがあったらすぐに観察できるのがイイですね【布マスク・顕微鏡観察】
布マスクの繊維が、規則正しく格子状になっているのがよく分かりますね。
一見、隙間だらけに見える格子ですが、この格子が何重にも重なってマスクとして機能しているのだと思われます。【紙マスク・顕微鏡観察】
布マスクに比べると、繊維が色んな方向に複雑に絡み合っているのがわかりますね。
隙間も布マスクより小さいです。
紙マスクは繊維が密になっていることで薄さをカバーしていると考えられます。
もちろん顕微鏡観察だけで、どちらのマスクが有効か、という結論は出せません。
さらにご存じのように、ウイルスの粒子は非常に小さいため、ウイルスの侵入をマスクで防ぐことはできません。
しかし、咳・くしゃみ・会話によって飛沫をブロックする事が、マスク着用の最大の理由ですマスク・手洗い・うがい・消毒・ソーシャルディスタンスの確保など、お互いに気遣って、感染防止対策を行っていきましょう
栄光サイエンスラボ