実験レビュー - センター北校
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プレップコース(年長)「浮かび上がる『秘密の暗号』」
今月、実験台の上には何やら今まで使ったことのない実験道具がいっぱい。
しかも、実験タイトルは「浮かび上がる『秘密の暗号』」 -
キンダーコース(年中)「ピカッとメッセージ」
今回のキンダーコース(年中)は「ピカッとメッセージ」ということで、電気の実験!
とても身近な電気ですが、皆さんが子どものころはどうやって明るくなるのか疑問に思ったことはありますか? -
イングリッシュコース(小学1~6年生)「Magical Air Cannon」
イングリッシュコースの実験は『Magical Air Cannon』です。
今回は、みんなで空気砲(Air Cannon)を作って空気(Air)の流れについて実験しました。 -
バチュラーコース(小学1~2年生)「ふしぎなかがみのはこ」
今回の実験テーマは ふしぎなかがみのはこ です。
この箱のキーワードになる「ひかり」と「かがみ」について、実験して確かめました -
マスターコース(小学3~4年生)「生物の遺伝を科学する」
マスターコースの実験は「生物の遺伝を科学する」です。
遺伝や遺伝子については高校生で学習する内容です『「遺伝」って聞いたことある?』
「あるよ!」
「遺伝子!」
「お母さんやお父さんと似てること!」などなど「遺伝」という言葉についてみんながもっているイメージを聞いてみました。 難しい内容ですが結構みなさんが知っていてびっくりしました
『遺伝』とは親の特徴が子へ伝わることをいいます。 実際には『遺伝子』の本体であるDNAという物質によって伝えられます。 そのDNAは細胞の核の中に染色体としておさめられています。 また、メンデルの法則から現れやすい特徴を『顕性』・現れにくい特徴を『潜性』ということも確認しました。
※少し前までは優性・劣性といっていましたが、言い方が変わりました。それでは実際にDNAを取り出していきましょう
今日は鶏レバー(動物細胞)とブロッコリー(植物細胞)からDNAを取り出します。
まずはじめに食塩と洗剤を混ぜてDNA抽出液を作ります。
これがDNA抽出液です。
続いて鶏レバーの細胞からDNAを抽出しました。
抽出液と混ぜ、ろ過をしたあと最後に慎重にエタノールを注いでいきます。
すると白いモヤモヤしたものが浮いてきました!
細胞の中にあったDNAがたくさん集まり、見えるようになりました。
「これがDNA?!」
「細い線が見えてくると思ったけど、イメージと違った」
初めて見た実際のDNAに驚きつつ、続いて植物であるブロッコリーのDNAも取り出していきます。
細胞を細かくして、抽出液を加えていきます。
さあ、ブロッコリーのDNAが出てきました。
鶏レバーとブロッコリーでは違いがあったかな?
「どっちも白くてモヤモヤしている」
「見た目は似てる」
そう動物も植物も同じ物質を使っているのですね「なんで同じなんだろう・・・」
などDNAに対してさらに様々な疑問が浮かんできた生徒もいました。実際に実験して新たな疑問や興味がでてきたみたいです
近い未来でまた学ぶ機会があったとき、今回の実験を思い出してもらえると嬉しいです
栄光サイエンスラボ センター北校 -
中学受験コース(小学5~6年生)「磁石を作ろう」
「磁石を作ろう」
今回作るのはネオジム磁石や一般的な磁石として使われているフェライト磁石などの永久磁石ではなく、 電気を流している間だけ磁力をもつ一時磁石です。
◆永久磁石(棒磁石、馬てい形磁石など)電磁石は導線を巻いてコイルを作り、中に鉄芯を通すことで作る事ができます。
今回は100回巻き・200回巻きの2つの電磁石を作り、磁力の強さを検証しました。
◆導線をグルグル電磁石に電流を流し、クリップをどれだけつり上げられるかを調べます。
左:100回巻き・電池1個、右:100回巻き・直列つなぎ電池2個
【200回巻き・電池1個】この実験から次の要素が電磁石の磁力を強くできることがわかりました。
①導線の巻き数を増やす。
②電流を大きくする。
また、電磁石から鉄芯を抜いてコイルにしてみると・・・
全くつり上げられなかったことから、鉄芯が無いコイルは磁力が非常に弱くなることがわかりました。
また、電磁石の仕組みを理解するため、導線一本に電流を流し、発生した磁力を方位磁針で検出する実験を行いました。
電流を流すと方位磁針の針が動きました。つまり、電流が流れている導線から磁力が発生しており、導線を巻きつけた電磁石は発生した磁力の集大成であったのですね。
しかも、発生する磁力・電流の向き(+-)には密接な関係があることも分かりました。
受験において、この辺りはバッチリ出ますので、家でも実験して復習することをお勧めします。次回は電磁石の性質を利用したモーターについて実験します。お楽しみに
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ポストドクターコース(中学1~3年生)「分離の化学」
今月のテーマは「分離の科学②」
ものを分ける事に注目した実験です。
身の回りにあるほとんどのものは、色々なものが混ざっています。例えば、オレンジジュースには、水・糖分・果汁などが含まれていますね。
その混ざったもの(混合物)は何が入っているのかを調べたり、混合物から必要なものだけを取り出すとき、分離の技術が使われます。今回の実験では、水性インク、油性インクの成分を調べるためにペーパークロマトグラフィーを行い、 植物の葉緑素を調べるためにシリカゲルカラムクロマトグラフィーを行いました。
【ペーパークロマトグラフィー】 水性インクを紙に付け、その紙の下部を液体に浸けます。 そうするとジワジワと液体が紙にしみこみ、水性インクの成分がしみこんできた水に運ばれるという仕組みです。
実際の実験結果です。
成分によって運ばれ方に違いが生じ、結果として分離されるわけですね
では水性インクに使った水で、油性インクを分離するとどうなるでしょう?
◆左:水、右:アルコール
油性インクは水では変化ありませんでしたが、エタノールによって成分が運ばれました。 このことは油性インクとアルコールの親和性(仲の良さ)が高いから起こるのです【シリカゲルカラムクロマトグラフィー】 ほうれん草から葉緑素を取りだし、分離する実験も行いました。
写真の細い管には、シリカゲルが入っています。(お菓子の乾燥剤と同じ構造を持つものです)
ほうれん草をすりつぶして出てきた液体を管に入れ、液体を管に流すことで様々な色の色素が分離できましたペーパークロマトグラフィーは半紙のような水に丈夫な紙で手軽に行えます。色々な水性インクを分けてみると面白いですよ
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中学受験コース(小学5~6年生)「人体模型を作ろう」
「人体模型を作ろう」
今回はヒトの内臓・魚の内臓に着目し、それぞれの位置関係やヒトと魚の相違点について考えていきました。
生徒のみなさんに、知っている内臓を挙げてもらうと、「心臓・胃・小腸・・・」とすぐに答えてくれました
さすがですね
授業では、それぞれの内臓がどのような働きをしているのかを学習しました
今まで知らなかった内臓の働きやヒミツがあり、ちょっとビックリ
その後は、模型の制作に取り掛かりました。
◆心臓、肺、消化器系の「内臓パーツ」を切りだし、それを正しくつなげていきました。
◆位置が大きくずれないように気を配ってくれていました。
作った模型を見るとそれぞれの内臓の大きさや、他の内臓とのつながりや位置関係が見えてました。
また、口から入った食べ物が消化されて排出されるまでの、一連の流れも確認する事ができました。
今まで自分の中で漠然としていたものが、模型作りではっきりしてきましたね
ヒトの次は魚(フナ)の内臓配置も見ていきました。
◆代表的な内臓をパーツ化しています!
◆ヒトと魚の内臓を比べてみよう!魚類とホニュウ類は体の形も全く違いますが、内臓を調べると意外に共通するポイントも見つかりました。
『進化の過程ではつながっているんだよなあ・・』とある生徒がつぶやいたのがとても印象に残りました。
生物の世界では、似ている点・違う点を見つけていくこともとても重要ですよ
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ポストドクターコース(中学1~3年生)6月実験レビュー「「物質の分解」」
今月のテーマは「物質の分解」
物質に注目する化学の分野の実験です