実験レビュー
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イングリッシュコース(小学1~6年生)「What is inside a seed?」
イングリッシュコースは「What is inside a seed?」。
植物の種の中にある栄養(nutrition)と発芽(germination)について調べる実験です。はじめに、豆苗のスケッチをし、種子から芽(bud)や根(root)が出てくる(発芽)のようすを観察しました。 (スーパーなどで野菜として売られている豆苗は、発芽したエンドウ豆(germinated pea)です。)
よく見ると、種の同じところから芽と根が出ていますね。 (スケッチが上手)
次に、豆苗から切り取った発芽後の種子と、発芽する前のエンドウ豆をそれぞれカップに入れ観察・比較したのち、 それぞれにヨウ素液(iodine solution)をかけました。
発芽後の種子はやや色が薄くしわしわで小さくなっていました。 そして、ヨウ素液をかけると、発芽した後の種子はあまり変化がありませんでしたが、発芽前の種子は濃い青むらさき色に変色しました。
ヨウ素液はうがい薬の成分でもありますが、でんぷん(starch)があると青むらさき色に変わることでも有名です。
この実験で、発芽前の種子にはでんぷんが入っているけれど、発芽後の種子にはでんぷんは残っていない、つまり発芽に使われたことがわかりました。最後に、豆苗の根を小さく切り取ってから、うすい塩酸で柔らかくしてつぶし、メチレンブルーという色素で青く染めてプレパラートを作り、顕微鏡で観察しました。
顕微鏡で見ると、細い根の中にも縦じまのような筋や、細かく分かれた部屋(細胞)が入っていることがわかりました。
身の回りにある「豆」の多くは、実は植物の種子が栄養をたくわえたものです。 その中に含まれる栄養の種類や発芽の様子は種類ごとに違うので、ぜひ調べてみてください。
栄光サイエンスラボ 麻布十番校
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イングリッシュコース(小学1~6年生)「The Science of Bubbles」
今回は、The Science of Bubbles(泡の科学)の実験です。
実験でたくさんの泡(bubbles)を発生させ、さらに入浴剤(bath salts)を作りました。 -
ドクターコース(小学5~6年生)「飛ばせ!ロケットエンジン」
今回のドクターコースの実験テーマは「飛ばせ!ロケットエンジン」です。
ロケットが前に進む力、つまり「推進力」を、「燃焼」によって生み出します。 -
バチュラーコース(小学1~2年生)「ふしぎなかがみのはこ」
今回の実験テーマは ふしぎなかがみのはこ です。
この箱のキーワードになる「ひかり」と「かがみ」について、実験して確かめました -
バチュラーコース(小学1~2年生)「ふしぎなボルタ電池」
「ふしぎなボルタ電池」
今回は、200年以上前に作られた「ボルタ電池」の実験を行いました
ボルタさんが発見した電池に似せて電池を作り始めました。 水にりゅうさんナトリウムを溶かしてできた「ボルタ液」に2種類の金属を入れると…
「わっ!音が鳴った!」 電子オルゴールから音楽がながれましたね。 どうやら電気が流れる液体に2種類の違う金属を入れると、電気が発生し、オルゴールが鳴ることがわかりました。 ちなみに、ボルタ液を2個、3個、と増やしていくと音に変化が…
次に、皆さんが食べる果物で電気が発生するか調べましたね。
まずは、ミカンから!
「少し音楽が鳴ったよ!」
次は、リンゴ!
「ミカンより音が大きく聞こえた!」「音が少しはやい!」
なぜ、果物でも電気が発生するのでしょうか?果物にさしていた2種類の金属のうち、片方が汚くなっていることに気がつきましたね。 実は汚く見えた金属は電気を発生する引き換えに溶けてしまったのです
今回の実験を通して、金ぞくの性質や電気が発生するための条件などを電池づくりを通して体感しました。 家でも簡単にできる実験ですので、ぜひいろいろな果物や野菜などで試してみてください。 ただし、実験で使った果物や野菜には金属が溶けだしていますので、口に入れないようにお気を付けください。
栄光サイエンスラボ 南浦和校
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ポストドクターコース(中学1~3年生)「コロイドの科学」
水に物質が溶けているものを水溶液と呼びますが、溶けるとはどういうことなのでしょうか? -
マスターコース(小学3~4年生)「生物の遺伝を科学する」
マスターコースの実験は「生物の遺伝を科学する」です。
遺伝や遺伝子については高校生で学習する内容です『「遺伝」って聞いたことある?』
「あるよ!」
「遺伝子!」
「お母さんやお父さんと似てること!」などなど「遺伝」という言葉についてみんながもっているイメージを聞いてみました。 難しい内容ですが結構みなさんが知っていてびっくりしました
『遺伝』とは親の特徴が子へ伝わることをいいます。 実際には『遺伝子』の本体であるDNAという物質によって伝えられます。 そのDNAは細胞の核の中に染色体としておさめられています。 また、メンデルの法則から現れやすい特徴を『顕性』・現れにくい特徴を『潜性』ということも確認しました。
※少し前までは優性・劣性といっていましたが、言い方が変わりました。それでは実際にDNAを取り出していきましょう
今日は鶏レバー(動物細胞)とブロッコリー(植物細胞)からDNAを取り出します。
まずはじめに食塩と洗剤を混ぜてDNA抽出液を作ります。
これがDNA抽出液です。
続いて鶏レバーの細胞からDNAを抽出しました。
抽出液と混ぜ、ろ過をしたあと最後に慎重にエタノールを注いでいきます。
すると白いモヤモヤしたものが浮いてきました!
細胞の中にあったDNAがたくさん集まり、見えるようになりました。
「これがDNA?!」
「細い線が見えてくると思ったけど、イメージと違った」
初めて見た実際のDNAに驚きつつ、続いて植物であるブロッコリーのDNAも取り出していきます。
細胞を細かくして、抽出液を加えていきます。
さあ、ブロッコリーのDNAが出てきました。
鶏レバーとブロッコリーでは違いがあったかな?
「どっちも白くてモヤモヤしている」
「見た目は似てる」
そう動物も植物も同じ物質を使っているのですね「なんで同じなんだろう・・・」
などDNAに対してさらに様々な疑問が浮かんできた生徒もいました。実際に実験して新たな疑問や興味がでてきたみたいです
近い未来でまた学ぶ機会があったとき、今回の実験を思い出してもらえると嬉しいです
栄光サイエンスラボ センター北校