生徒・卒業生の声
Aさん
~卒業生インタビュー vol.2~
新浦安駅前校
栄光サイエンスラボに通ってくれていた生徒の皆様に当時のお話を聞くインタビュー企画
今回インタビューに応えてくれたのはAさん(19)。
通い始めた理由、当時感じていたこと、これからの夢などを語ってくれました。
先生「今日はよろしくお願いします。まず、サイエンスラボに通っていた時期を教えてください。」
Aさん「5年生になってから通い始めました。」
先生「5年生のタイミングですね。その時にお通い頂いていたのが中学受験コースですね。通い始めたきっかけは何でしたか?」
Aさん「実はその前までサイエンスラボではなくて、別の実験教室に通っていました。もともと理科はすごい好きだったんですけど、テストの点数があまり出ない時期があって、その時両親が、ラボでは中学受験コースがあるよって見つけてくれたのが始まりです。」
先生「通っていた頃のラボの印象はどうでしたか?」
Aさん「ラボだと受験の問題も授業の中で一緒にやってくださって、同じような問題がよく出てきました。それに当たった時に『これやったことある』ってすごく考えやすくなりましたね。あと、先生が授業中にぽろっと教えてくださることがとてもおもしろくて、よく思い出していました。ふつうの塾ではカリキュラムに沿ってしか学べないこともあるので・・・」
先生「一番良く覚えている実験はなんですか?」
Aさん「アンモニアが水にすごく溶けやすいので、噴水を作る実験があるじゃないですか。色がすごく変わるのが印象に残っていて、それは今でもなぜかふと思い出したりすることがあります。」
先生「全体を通してラボに通っていてよかったなって思っていることは?」
Aさん「習ったときにはすぐに忘れてしまったりしても、数年後、中学や高校の授業の中で、そういえば聞いたことがある!と、思い出す事があります。そうするととても頭に入ってきやすかったですね。」
先生「なるほど。実験を小学生のうちに学ぶということに対してどう思いますか?」
Aさん「例えば実験で正しいマッチの使い方に慣れておくと、どうしたら安全に火気を扱えるかを感覚で覚えられる事が良いと思います。中学や高校でもアルコールランプやガスバーナーは使うので、慣れない友達の中で自信を持って使えていたと思います。」
先生「中学校でも実験をたくさん行いましたか?」
Aさん「そうですね、結構たくさんやりましたね。高校生になってからは少なくなりましたが、顕微鏡実験の時に班で1人だけここ(頬の裏)の細胞の観察をやることもありました。」
先生「そういうところに実験をやってたことが活きたんですね。」
Aさん「そうですね、あと文化祭で科学系の部が「虹色試験管」や「人工いくら」の実験をやったりするんです。それを見ながら、何が起きているのか分かるのが面白かったです。」
先生「今の夢はなんでしょうか?」
Aさん「理系と関係なくなっちゃうんですけど・・・芸術系、舞台とかミュージカルとかがすごい好きで、照明・音響のお仕事をしたいなと思っています。」
先生「確か9月からイギリスに留学されるんですよね。」
Aさん「そうです!勉強をしにいきます。」
先生「具体的にはどんなことを学びにいくんですか?」
Aさん「専攻は照明なのですが、電子機器、音響だけでなく、フライングの装置とか最近の流行も教えていただけると思います。」
先生「なぜそういう道に興味をもったんですか?」
Aさん「母と祖母が舞台をとても好きで、幼い時からつれていってもらっていたんですが、9歳の時に東京で見た舞台を見たときに目覚めました。今までは俳優さんに魅力を感じていたのですが、その劇場には色々な演出の仕掛けがあり、それに魅了されたのがきっかけでした。当時周りの友達の夢とかけ離れていて、ためらいがありましたが、中学3年生のときにやっぱり芸術系を本気やってたいなと思い、その道に決めました。」
先生「留学先の大学選びも、その先を見据えての事だったのですか?」
Aさん「そうですね、試験で「その大学を選んだ理由」を英作文するのですが、卒業した後も含めて非常に厳しく見られるので、良く考えて学校は選びました。」
先生「周りには海外の大学へ行く方は少なかったと思いますが、そんな中で迷いはなかったのですか?」
Aさん「そうですね、あんまり人が何をやってるかとかは気にならなくて、やりたいことやろうって思ってるので笑」 親とも、それこそいつから海外いくんだとか、もめる事もありましたけど、結局私がとても頑固で・・・自分がこうと決めたら、てこでも動かない事がわかってるので、親ももう止められないなーと思っていたのかもしれませんね笑」
先生「保護者の方とは今までどんな話をしてきたんですか?」
Aさん「中学に受かったときに、大学はどこいくか決めているの?と聞かれて、初めてそういう話をしたなと思いつつ、全く決めてないとストレートに話したら、自分がやりたいことをやればいいって言ってくれました。」
先生「そこからは自由にってことですね。何でも選べるようにしてくれたと。」
Aさん「今思うと選択肢を広げるために中学受験をさせてくれたのかなと思います。」
先生「そうですね、そこでいいタイミングで視野を広げる良いきっかけをくださったんですね。ちなみにそこで凛さんはどう思ったんですか?」
Aさん「あっ、自由だー!みたいな笑」
先生「その大らかな性格も保護者の方には織り込み済みだったかもしれませんね笑」
先生「サイエンスラボでアシスタントをしてくださるきっかけはなんでしょうか?」
Aさん「留学するまで半年間時間があるので何かやろうと思っていて、そこでアシスタント募集のお知らせが届きました。基本的に自分が通っていて楽しかったからっていうのが始まりなんですけど、よく考えてみたら人を喜ばせるっていうのがとっても大好きで、見た人が笑顔になるとか、そういうことをやりたいと思っていました。イギリスの劇場って子ども料金がとても安く、それこそたくさんの子どもが観に来るそうです。なので、来た子たちが何に喜びを感じたり、どういった視点を持っているのかをラボの仕事を通して見られたらいいなと思っていました。」
先生「実際、ラボの子ども達はどうですか?」
Aさん「私が子どもが大好きなので、あーかわいいかわいいと思いながらやってるんですけど笑。大人だと気付かないことを突然ぽろっと言ってくれたりとか、子どもらしいもののたとえ方を聞くと、そういう風に見てるんだ!、と思うことがたくさんあります。なにより私は子どもたちの『あっ、わかった!』とかわいい表情をたくさん見られるがとても楽しいです。」
先生「みんな同じように思いますよね。そういう意味では「ここでびっくりさせたい」「楽しませてあげたい」っていう部分が根幹ではつながっているのかもしれませんね。」
Aさん「ときどきカメラを任せて頂いて、学会用の写真を撮るんですけど、今から絶対いい表情するからカメラ構えとこう!って思うことが結構あります笑。」
先生「渾身の1枚が取れると、保護者の方に見て頂きたくなりますよね。そこでまた笑顔が伝播したら幸せが広がると思います。」
先生「では今ラボに通っている生徒に一言お願いします。伝えたいことはなんですか?」
Aさん「授業で習った事はできるだけ復習した方がいいなと思うんですけど、教室を出て3分後に忘れちゃってもいい。とにかく実験を思いきり楽しめば良いと思います。楽しい事はきっとずっと記憶に残り続けるので、ふと思い出したときに、こんなことやったな、先生がこんなこと言っていたな、とそういうことを体の中に残してもらえればいいなと思っています。」
先生「今日はありがとうございました。」