生徒・卒業生の声
岡村 太路くん
卒業生 岡村 太路くんからのお手紙
センター北校
サイエンスラボ設立当初からお通いいただいている生徒さんから感謝のお手紙を頂きましたので紹介したいと思います。
『四年間のラボ生活』岡村 太路
ぼくが栄光サイエンスラボに行き始めたのは、小学校三年生の時です。つまり、四年間、このラボで実験してきたことになります。
この四年間、数多くの実験をやってきました。
どの実験も、ぼくにとっては初めて知ることが多く、どれも興味深いものでした。その中でも、特に印象に残った実験があります。
それは、六年生の時にやった『フナの解剖』です。
生きているフナを実際に観察し、解剖しました。
最初は少し怖かったですが、良い経験となりました。
ぼくは、四年生のときに『フナの体』という実験でフナのだいたいの臓器の場所や名前はすでに知っていました。でも、その時は、実物ではなく模型を使っての勉強でした。
六年生の実験では、自分で実際に解剖ばさみを使ってフナの解剖をすることができました。
その時には、模型だけでは知ることのできない臓器の形や色、そして、触りごこちまで知ることができました。
さらに、解剖したのは死んだ魚ではなく、生きている魚だったので、心臓やえらなどの臓器が動いている様子も見る事ができました。
栄光サイエンスラボの思い出の一つに、先生に見てもらいまとめたレポートで、『科学の芽賞』を受賞したことです。
ぼくが海岸で拾った一つの骨(ウミガメの骨)を調べて研究したものですが、サイエンスラボで教わった観察のしかた、スケッチのしかたが、役にたちました。
筑波大学での表彰式では、少し緊張しましたが、ゆっくりとていねいに発表することができました。
サイエンスラボの発表で慣れていたからだと思います。
サイエンスラボで、数多くの実験を通していろいろなことを学ぶことができました。
実験では、まず最初に仮説をたてます。
そして、実験を通して、深く考察します。
初めのうちは、難しく感じますが、なれてくると普通にできるようになってきました。
例えば、中学入試で、初めて目にする問題でも、自分の持っている知識や情報を使い、予想することができるようになった気がします。
ぼくは、中学に行ってもサイエンスに対する興味は持ち続けたいと思っています。
特に好きな古生物や地学の勉強や研究をしていきたいです。
この栄光サイエンスラボでの一つ一つの実験をこれから活かしていきたいです。
四年間、本当に楽しくすばらしい実験をありがとうございました。