イベント詳細
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★オンライン スペシャリスト講座開催★
「栄光サイエンスラボ」では、大学や研究機関を訪ねて、現役の研究者の講義を受け実験を行う「スペシャリスト講座」を、小学生対象に毎年開催しています。今年は、新型コロナウイルス感染拡大の状況もふまえ、ご自宅からでも参加できるよう、初めてオンラインで実施します。
生物学・天文学・工学の各分野において、第一線で活躍する研究者を講師に迎え、身のまわりにある不思議から、宇宙のなぞまで、わかりやすく解説します。小学生だけでなく、中学生・高校生や大人の方など、どなたでもご参加いただけます。
栄光サイエンスラボ「スペシャリスト講座」実施概要
<開催日時>
★受付終了★10/25(日) 10:00~11:30/14:00~15:30
★受付中★11/8(日) 10:00~11:30/13:00~14:30
<参加対象>
小学1年生~大人
※栄光サイエンスラボにお通いでない方や大人の方もお申込みいただけます。
<定員>
各講座25家庭
<申し込み方法>
こちらの専用フォームよりお申込みください。
<申込期間>
2020年9月15日~10月25日
※定員になり次第、申込み受付を終了いたします。
<参加費>
各講座 4,400円(税込)
お申し込み後、郵送にてお届けする振込用紙にてお支払いをお願いいたします。<開催方法>
ビデオ会議システム「Zoom」を使用します。<お問い合わせ先>
栄光サイエンスラボ巣鴨校
TEL:03-6902-9322
e-mail:science-sugamo@eikoh-seminar.com
スケジュールとプログラム
■10/25(日)
10:00~11:30★受付終了★
「見えないひかりで宇宙を探る」
講師:阪本成一氏
宇宙からは目に見える光だけでなく、目に見えない電波や赤外線、X線などがやってきます。この講座では、光を出すことのない冷たいものからも放射される電波や赤外線を例にとって、見えないひかりで身の回りや宇宙を見たら何が見えてくるのかを紹介します。また、チリ・アンデスの標高5000mの高地で運用中のALMA望遠鏡がとらえた宇宙のすがたを紹介します。
スペシャリスト紹介映像[阪本成一氏]
14:00~15:30★受付終了★
「いのちのはたらきはここにある:細胞」
講師:林謙介氏
生き物が生きているのは細胞が生きているからです。細胞が生きているのは、細胞の中でたくさんの化学反応がおきているからです。細胞の中の化学反応を全部知ることができれば、生きているということが何なのかを解明できます。この講座では、研究室で細胞を培養し、それを顕微鏡で観察します。研究用の顕微鏡を使って細胞の中のいろいろな物質を赤や緑、青に光らせます。細胞が運動する様子や、細胞の中で細胞骨格という糸状の物質が動く様子をみます。(講座の中で、マウス胎児を解剖する場面があります。)
スペシャリスト紹介映像[林謙介氏]
■11/8(日)
10:00~11:30
「地球外生命をどうやって探す?」
講師:津村耕司氏
この宇宙には地球に似た惑星はあるのでしょうか?もしそこに生命がいるとして、どうすればそれがわかるでしょうか?
そもそもこの宇宙に地球外生命はいるのでしょうか?
この講座では「宇宙での生命の探しかた」について紹介します。
スペシャリスト紹介映像[津村耕司氏]
13:00~14:30
「電気を"生み出す"電池と電気を"貯める"電池」
講師:安藤康伸氏
電池は今の私たちの生活を支えるとても大切なものです。リチウムイオン電池のおかげでスマートフォンが実用化されましたし、太陽電池は天気さえ良ければどこでも電気を作ることができて災害などの時に役立ちます。このような電池には、電気を"生み出す"タイプのものと電気を"貯める"タイプの2種類があることを知っていますか?この講座では、これらの電池の違いを教えます。また、実際に電池を使った実験をしながら、自然・環境とエネルギーについて一緒に考えてみましょう。
スペシャリスト紹介映像[安藤康伸氏]
講師プロフィール
阪本成一氏(国立天文台 教授)
1989年東京大学理学部天文学科卒業、1994年東京大学大学院理学系研究科天文学専攻博士課程修了。国立天文台助手、助教授、JAXA宇宙研教授を経て、2014年より国立天文台教授。
2016年よりチリに赴任しつつ、東京大学教授も兼任しています。チリの高地で運用中のALMA望遠鏡の中心的な推進メンバーの一人であり、JAXA宇宙研では小惑星探査機「はやぶさ」などの広報を統括しました。大学在学中にはボート部の主将を務め、学生日本代表にも選ばれました。
林謙介氏(上智大学理工学部 教授)
1983年東京大学理学部生物学科卒業、1988年東京大学大学院理学系研究科動物学専攻博士課程修了。1988年より国立精神神経センター神経研究所研究員、1993年より群馬大学医学部助手、1998年より群馬大学生体調節研究所助教授を経て、2004年より現職。
小学生のころは釣りと剣道に明け暮れてました。中学生のころからだんだん生物学を志すようになりました。今は神経細胞の研究をしています。空いた時間には写真を撮ったりウクレレを練習したりしてます。
津村耕司氏(東京都市大学 理工学部 自然科学科 准教授)
2005年東北大学理学部宇宙地球物理学科(天文)卒業、2010年東京大学大学院理学系研究科天文学専攻博士課程修了。宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所(ISAS)宇宙航空プロジェクト研究員、東北大学学際科学フロンティア研究所助教などを経て2019年から現職。
著書に『宇宙はなぜ「暗い」のか?--オルバースのパラドックスと宇宙の姿--』(ベレ出版、単著、2017)、『天文学者に素朴な疑問をぶつけたら宇宙科学の最先端までわかったはなし』(大和書房、単著、2018)がある。
安藤康伸氏(産業技術総合研究所 主任研究員)
2007年 東京大学理学部物理学科卒業、2012年 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士後期課程修了、博士(理学)。東京大学工学部マテリアル工学科 助教等を経て、2016年より現職。
私は愛知県 西尾市という抹茶やうなぎが有名な小さな町で生まれました。そして東京大学に入学したあとは物理学を学んで博士になりました。今は産業技術総合研究所という国の機関で、みんなの身の回りにある電池にまつわる物理や化学について、コンピュータをたくさん利用した研究をしています。研究者の助けになるAIを作ることも大きな目標です。