3月27日(日)上智大学四ツ谷キャンパスに行ってきました。
理工学部物質生命理工学科の林謙介教授のもとで、血液の実験に挑戦してきました。
見たことのない実験器具がたくさん!
何に使うんだろう? ワクワク♪
【実験】
[1]血液のひみつ
①生理食塩水 ②うすめた生理食塩水 ③蒸留水を羊の血液に入れます。
まず出てきたのは、オートピペット!!
出し入れはゆっくり、そーっと...
結構難しいけど、上手に出来ました!
オートピペットは、1μL(0.0001mL)まで計れるすごいスポイトです!
次に出てきたのは、遠心分離器!
1分間に1000回転!?
羊の血液は、どうなったでしょう?
①上は無色透明、下は赤い沈殿
②上は無色透明、下は赤い沈殿が少し
③赤い透明の液体で、沈殿はありません
実は①②の少ししかない赤い沈殿が、赤血球と呼ばれる細胞です。
「え! こんなに少ないんだ!!」
③で沈殿が見られなかったのは、赤血球細胞がこわれてしまっていたからです。
なぜこわれてしまったのでしょう?
赤血球細胞の外側と内側の食塩のこさにひみつがあります。
[2]血液が固まるしくみ
血管が傷ついたときに、血液が固まります。
そのしくみに迫りました。
酵素の働きによって、血液中のある物質を水にとけにくい物質に変えて、血液を固まらせるということを対照実験を通して確かめることができました。
【施設見学】~犬の腎細胞の分裂~
大学内を案内していただき、顕微鏡室にも入りました!
教室の顕微鏡とは違う蛍光顕微鏡です。
操作方法をしっかりと教えてもらい、1人ずつじっくり観察しました。
帰り際、林教授に自分が疑問に思っていること、もっとやってみたいことを楽しそうに話す生徒の姿がとても印象的でした。
今回の体験が、参加された子供たちにとって、新たな疑問を持つ機会になれば幸いです。
林教授をはじめ、当企画をご支援いただいた上智大学関係者の皆様に篤く御礼申し上げます。
ありがとうございました。
栄光サイエンスラボ 経堂校 荒谷