実験レビュー
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プレップコース(年長)「マジカルシュガー」
今回の実験は「マジカルシュガー」。
身近な調味料でもある砂糖の特徴と水に溶ける様子を学ぶ実験です。まず初めに、砂糖とでんぷんをそれぞれ水の入ったビーカーに入れて、ガラス棒でかき混ぜました。
すると、砂糖は混ぜる前には見えていた白いものが見えなくなり透き通り、でんぷんは混ぜる前と変わらず白くにごったままでした。
この実験から、砂糖は水に溶けて透き通る(つぶが見えなくなる)こと、でんぷんは水に溶けず濁ったままだということが分かりました。次に、茶色い「ざらめ糖」という砂糖をガーゼで包んで水に少しつけて観察しました。
すると、ざらめ糖を包んだ部分からうす茶色のすじのようなものが出てきてビーカーの下に沈みました。
このことから、水に砂糖がとけるとその分重くなり、下に沈むことが分かりました。最後に、黄色い濃い砂糖水と青い水を使って実験しましtた。
青色の水に、スポイトをつかってそっと黄色の砂糖水を流し込むと、上から見ると緑色でしたが、横から見ると上が青、下が黄色に分かれていました。
また、逆に黄色の砂糖水に青い水を入れても、同じように上から見ると緑色で、横から見ると上が青、下が黄色に分かれていました。
このことからも、砂糖を溶かした水は重くなるので沈んで下にたまることが分かりました。
「水にものが溶けるとつぶが見えなくなり透明になる」「水より重いものは沈んで下にたまる」という2つの知識は、これから様々なことを考える際のヒントになるので、何度か繰り返して実験していきます。
栄光サイエンスラボ 麻布十番校