実験レビュー
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マスターコース(小学3~4年生)「豆電球の明るさとつなぎ方」
今回の実験テーマは「豆電球の明るさとつなぎ方」です
豆電球と乾電池を1つずつ繋いで回路(①)をつくると豆電球が光ります。
今回はここから豆電球や乾電池を増やすとき、つなぎ方によって豆電球の明るさがどう変化するかを調べました。電気の通り道が1つしかないつなぎ方を「直列つなぎ」、電気の通り道が2つ以上あるつなぎ方を「並列つなぎ」といいます。
①の回路に乾電池1つまたは豆電球1つをそれぞれ直列つなぎと並列つなぎで増やした時の豆電球の明るさを調べました乾電池2つを直列つなぎにすると、回路に流れる電流が大きくなるので豆電球は①よりも明るく光りました。
「わぁ~!とっても明るい」豆電球2つを直列つなぎにすると、回路に流れる電流が小さくなるので豆電球は①よりも暗く光りました。
「ちっちゃい!」「豆電球ってあんなに明るく光ったり暗く光ったりできるんだね。」
「暗いとはいえ、こんなにちょっとしか光らないとは思わなかった...」
生徒たちは予想以上の明るさの変化に驚いていました。
言葉だけだとどのくらい変化するのかまでは解らないので実際に実験をしてみることは大切ですね乾電池2つを並列つなぎにしても、豆電球2つを並列つなぎにしても、豆電球の明るさは①の時と変わりません。
ですが乾電池2つを並列つなぎにすると、乾電池の寿命が長くなります。
反対に豆電球2つを並列つなぎにすると、乾電池の寿命が短くなります。最後に、豆電球2つと乾電池2つを使って、豆電球が2つとも①よりも明るく光る回路と、豆電球が2つとも①よりも暗く光る回路を、それぞれ自分で考えてつないでもらいました。
どのように繋いだら良いか、是非考えてみてくださいね。栄光サイエンスラボ 吉祥寺校