実験レビュー

  • ドクターコース(小学5~6年生)「葉脈標本を作ろう」

    今回のテーマは葉脈標本を作ろうです。
    植物にある葉脈には、どんな働きがあるのでしょうか?
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    まず最初に葉のつくりを確認しました。
    葉は、葉身・葉へい・たく葉の3つの部分があります。葉脈が見られるのは葉身です。
    そして、葉脈は根から吸収された水や光合成で作られた栄養分の通り道で、茎の維管束と繋がっています。

    最初の実験は、水生植物であるオオカナダモ(アナカリス)に葉脈があるかどうかを確認しました。
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    葉身の中央に1本の葉脈があることが確認できました。
    さらに、オオカナダモの葉を熱湯と無水エタノールに入れて脱色し、ヨウ素液をかけました。
    D22012803.JPG D22012804.JPG
    肉眼で観察した後、顕微鏡でも観察してみました。
    [D22012805.JPG
    縦に1本の葉脈があり、その両端に黒っぽい粒が確認できました。
    このことから、水生植物も光合成ででんぷんを作っていることがわかりました。

    次に、ほうれん草を使用して水の移動を観察しました。
    ほうれん草を赤色の色水につけて、暫く置いておきました。
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    20分程してから、葉をちぎりました。
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    肉眼でも葉脈部分が赤く染まっていることが確認できましたが、顕微鏡でも観察してみました。
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    枝分かれした葉脈全体が赤く染まっていて、葉脈が水の通り道であることが確認できました。

    最後に榊の葉で葉脈標本を作製しました。
    そのままでは葉肉が硬いので、事前にアルカリ性の水酸化ナトリウム水溶液で煮込み、クエン酸で中和したものを使用しました。
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    これを歯ブラシで優しくトントンと叩いて葉肉を取り除き、葉脈だけにしました。
    そしてラミネートをして葉脈標本の完成です
    D22012810.JPG
    葉脈を見てみるとハート型がたくさん並んでいるように見えますね
    植物によって葉脈の模様が違うので、ぜひ他の植物の葉脈も観察してみてくださいね。

    栄光サイエンスラボ 吉祥寺校




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