実験レビュー
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中学受験コース(小学5~6年生)「二酸化炭素を科学する」
今回の実験テーマは「二酸化炭素を科学する」です
ドライアイスを使って、二酸化炭素の性質について学習しました。普通、二酸化炭素は常温では気体ですが、-79℃で個体になります。
ドライアイスのように、個体から気体、または気体から個体に変化することを昇華といいます。まず最初に、ドライアイスの上に薬さじとスライドガラスをのせてみると...
薬さじをのせたときだけ、ジーっと音が鳴りました
他にも、消しゴムやピンセットなど、身の回りの色々なものをのせてみると...
どうやら、金属のものをのせたときに音が鳴るということが分かりましたね。次は、水と石灰水をそれぞれ入れたビーカーにドライアイスを入れると...
水蒸気が冷やされてできた水や氷の粒が、もくもくと煙のように出てきました
また、石灰水は二酸化炭素と反応して、白くにごりました。今度は、ドライアイスをゴムハンマーで粉末状にし、ペットボトルの中に入れて完全に昇華させました。
そこにBTB液を加えた水を入れて蓋をしたら、ペットボトルをしっかりと振ります。
すると、BTB液は緑色から黄色に変化し、ペットボトルは少しへこみました。
これは、ペットボトル内にあった二酸化炭素が水に少し溶け、中の大気圧が小さくなったためでしたね。では、次はBTB液を加えた石灰水で同じことをやってみましょう。
さっきよりもペットボトルがへこんでる
今回は二酸化炭素が水に溶けただけでなく、石灰水との中和反応でも使われたことが分かります。
BTB液の色も青色から緑色に変わりましたね。最後は、ドライアイスをペットボトルに入れ、口の部分に風船を付けてしばらく観察しました。
風船が膨らんできた中には大きく膨らみすぎて風船が飛んで行ってしまった子もいましたね
今回の実験では、4月と5月の実験で確認した、水溶液の性質や石灰水と二酸化炭素の反応の復習も出来ました
ぜひお家の人と、実験で気付いたことやおもしろかったことなど、たくさんお話してみてくださいね栄光サイエンスラボ 鷺沼校