実験レビュー

  • イングリッシュコース(小学1~6年生)「Snowflakes」


    今回の実験では、本物の冷たい雪ではなく、雪のような結晶(crystal)を作り、観察しました

    まずはじめに、ものの溶け方について確認します。 今回は「ミョウバン(alum)」という薬品を使いました。
    ミョウバンは、冷たい水と温かいお湯ではどちらの方が多く溶けるでしょうか
    E2101_1.JPG
    左が水で溶かしたもの、右がお湯で溶かしたものです。
    この実験から、水と比べてお湯の方が多くのミョウバンが溶けることが分かりました

    では、お湯に溶けたミョウバンを再び取り出すことはできるのでしょうか?
    水にはあまり溶けなかったので、お湯で溶かしたミョウバン水を氷水で冷やしてみます
    溶けていたミョウバンが再び出てきました。
    E2101_2.jpg

    水に溶けていた物質を冷やすことで、溶けていられなくなり固体として姿を現すことがあります。
    しかも特有の規則正しい形で現れるので、きれいな形になります。 これが「結晶(crystal)」です。

    この取り出したミョウバンの結晶を、顕微鏡(microscope)で観察しました。 すると・・・
    E2101_3.jpg
    このような形に見えました!!ピラミッドを上から見た時みたいですね。
    ミョウバンは、三角形が8つ集まってできた「正八面体」の結晶で、とてもキレイです

    最後は「塩化アンモニウム(ammonium chloride)」という薬品を使い、実験をしました。
    試験管(test tube)の中に水と塩化アンモニウムを入れ、湯煎して温めて薬品を溶かしていきます。

    温めた試験管をしばらく観察していると・・・
    あっ!雪のような結晶が降ってきた
    E2101_4.JPG

    E2101_5.JPG

    これは、試験管内の水溶液が冷えることにより、溶けきれなくなった塩化アンモニウムが結晶となり出てきたのです。
    とても幻想的でキレイな結晶ができました!

    結晶がたくさん出てしまった試験管。 また、雪の結晶を見たいなぁ~・・・でも、大丈夫です。
    温めて溶かし、また冷やしてあげれば雪のような結晶を降らせることができます。
    ぜひ、家でもチャレンジしてみてください

    今回が2020年度最後の実験でした。
    2021年度もみんなと一緒に実験できるのを楽しみに待っています!!

    栄光サイエンスラボ 高田馬場校 




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