実験レビュー
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バチュラーコース(小学1~2年生)11月後半実験レビュー
今回のテーマは「水のもようをうつしとろう」です。
オリジナルの模様を紙に移し取りましたこんな模様をどうやって作るのか、生徒たちは興味津々でした。
水にインクを浮かべて模様を作って紙に移し取ることをマーブリングといいます。
今回の実験はこのマーブリングに挑戦しました。まずはトレーに水を入れて、インクを爪楊枝でちょんと水面につけてみました。
インクがぱっと広がっていきましたね。
8月前半の「プカプカうかそう」でも実験をしましたが水には、水の粒同士で集まろうとする『表面張力』という力があります。
水の粒たちが手をつないで引っ張り合っているイメージです。
この力でインクは水に浮いています。さらに違う色のインクをつけていくと...
インクは混ざり合わずに◯がたくさんできました。ここに爪楊枝をすーっと走らせてみると...
インク同士が混ざり合わないので綺麗な模様ができましたこれをろ紙に移し取りました
みんな同じ赤・青・黄の3色しか使っていないのに全然違う模様ができましたね次にろ紙を半分だけ水で濡らしてから模様を移し取ってみると...
「なんか半分しか移し取れなないんだけど!」
「水の方にはインクが移らない...」
水で濡らしてしまうと、ろ紙の中にいる水の表面張力がバリアになってインクが移し取れなくなる事が分かりました。オリジナルはがきも作成しました!
さっきのとは違う感じになりましたね。最後に、インクが浮かんでいる水に食器用洗剤をたらしてみると...
パッと端に寄って沈んでしまいましたね
洗剤には水の表面張力を弱めるはたらきがあるので、 水の粒たちが手をつないで引っ張り合っていた手を離してしまうのです。
そうすると水に支えられていたインクは端に寄って沈んでしまうのです。今回の実験で使ったインクは持って帰っているので 是非、お家でもマーブリングをしてみてくださいね
栄光サイエンスラボ吉祥寺校 鈴木