実験レビュー
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ドクターコース(小学5~6年生)「導電の科学」
今回の実験のテーマは「導電の科学」です
電気を通す性質「導電性」に着目しました。まずはみんなに質問!
「電気を通すものって何がある?」
鉄!金!銀!銅!アルミニウム!などなど...次々と金属の仲間を答えてくれましたでは、金属以外に電気を通すものはあるのでしょうか?
マンガン電池とLEDを使って、調べてみました。
まずは「シャープペンシルの芯」です。
「LEDが光った」
シャープペンシルの芯には導電性があることが分かりました。次は、「白い糸(木綿の糸)」と「黒い糸」です。
白い糸には導電性はありませんでしたが、黒い糸には導電性があることが分かりました。
この導電性のある黒い糸は、スマートフォンなどのタッチパネルを操作できる手袋に使用されています「消しゴム」と「導電ゴム」でも調べてみました
消しゴムには導電性がありませんでしたが、導電ゴムには導電性があることが分かりましたさて、金属以外にも電気を通すものがあることが分かったところで、いよいよ「導電小麦粘土」を作ります
小麦粉と水と油のみで作った小麦粘土、砂糖入り小麦粘土、塩入り小麦粘土、どれが電気を通すのでしょうか?
小麦粉と水と油だけで作った小麦粘土ではLEDは光りませんでした。
小麦粉と水と油の他に「砂糖」を入れてもLEDは光りませんでした。
小麦粉と水と油の他に「塩」を入れるとどうでしょうか?
LEDがしっかりと光り、導電性があることが分かりました私たちの身の回りでは、まだまだ導電性のあるものがたくさんあります。
2000年に白川英樹博士が電気を通すプラスチック(導電性高分子)を発見し、ノーベル化学賞を受賞しました。
このプラスチックは、現在スマートフォンの画面などにも使用されています。こんなものに導電性があったら便利かも
どうやったらつくれるのかな?ぜひお家でも考えてみてください栄光サイエンスラボ 鷺沼校