実験レビュー
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バチュラーコース(小学1~2年生)「雪の結晶」
今回のテーマは雪の結晶です。
試験管の中に雪を降らせました!
「雪の結晶を作るんでしょ?持って帰れるの?」
まず実験をする前に、みんなで雪の結晶がどうやって作られるのかを考えてみました。 その結果、雪の結晶は「氷」であることがわかりました。 しかし、この暖かい季節に雪を降らせるのは難しいため、今回の実験では雪の結晶みたいなものを降らせることにしました。
そのために、まずはものの溶け方について実験して学びました
【実験1】 同じ量の水とお湯に、同じ量のミョウバンを溶かすと違いがあるのかを実験しました。
混ぜる時間とパワー・スピードも同じになるようにしました。
左:水、右:お湯水は底に白い粉(ミョウバン)が溶け残っていますが、お湯の方はきれいに溶けました! このことから、温度によって溶けやすさが違うことがわかりましたね
【実験2】 お湯に溶けたミョウバンは、とても小さくなって見えなくなっただけで、なくなってしまったわけではありません。 そこで、溶けたミョウバンを取り出せるのかを実験しました。
ミョウバン水が入ったビーカーをしばらく置いておくと...
写真では見にくいかと思いますが、底に無色透明な結晶ができていました! 温度が下がると溶けきれなくなったミョウバンが出てくるのですね。 「さっきまではなかったキラキラしたものがある」とみんな驚いていました。【実験3】 いよいよ試験管の中に結晶を降らせる実験です メスシリンダーで正確に水の量を量って、こぼさないように気をつけて試験管に移しました。
そして塩化アンモニウムという薬品を入れて、お湯で温めて溶かしてから室温にしばらく置いておきました。 すると...
雪のような白い結晶が降ってきました「雪みたいなのが降ってきた!」
「どんどん降って積もってきた」
「でも、よく見ると本物の雪の結晶みたいに六角形じゃなくて、手裏剣みたいだよ!」
しっかりと観察もできましたね持ち帰った試験管はまた温めると結晶を降らせることができるので、火傷に注意して実験してくださいね
栄光サイエンスラボ 吉祥寺校