実験レビュー
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プレップコース(年長)「アニメーションのかがく」
「アニメーションのかがく」
今回の実験では、お子さんが大好きなアニメについて、どんな仕組みで動いて見えるのかを確かめる実験を行いました。
【実験1】ぱたぱたアニメーション
ことなるイラストの描かれているカードをぱたぱたと回すと、どのように見えるのかを観察しました。 オモテは顔の輪郭、ウラは目や口などの顔のパーツが描かれています。
さっそく竹とんぼの要領で回してみましょうすると・・
絵が重なって見えるようになりました
これは、回転によって素早く絵を切り替えることで起こる「残像効果」によるものです。 この他にも「鳥」と「鳥かご」や「顔」と「角」などの絵をかいて回すと、「鳥かごに入った鳥」や「オニ」に見えるので、ぜひご自宅でもやってみてください。【実験2】くるくるアニメーション
「ゾートロープ」と呼ばれる実験装置作り、連続した静止画を素早く入れ替えるとどう見えるか観察しました。
用意したのは手の位置が少しずつ違うイラストと、すき間がたくさんある筒です。
筒をクルクルと速く回転させながら、すき間からイラストを見ると、手を振っているように見えました!
これは先ほどの「残像効果」とすき間によって見えたり見えなかったりする時間が合わさり、連続した動きに見えるようになるのですね
ご自宅でも、少しずつ異なる絵を紙に描いて、くるくるアニメーションを作ってみてください。普段視聴するアニメーションはまさに今回実験した原理が用いられています。録画した映画などをスローモーションにすることでも、少しずつの変化の積み重ねであることが確かめられます
ぜひ、確かめてみてください。栄光サイエンスラボ 南浦和校