実験レビュー
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マスターコース(小学3~4年生)「鏡の中の不思議な世界」
今回は 鏡の中の不思議な世界 です。
光の反射について学びつつ、鏡に映る世界を楽しみました光を鏡に当てるとき、光が鏡に入っていく角度を入射角、鏡からはね返る(=反射する)角度を反射角といいます。 入射角と反射角は必ず同じ大きさになるそうですが、本当でしょうか? レーザー光を鏡に当てて真偽を確かめていきます。
「おおっ、ほんとに同じ角度だ」
「はね返るだけじゃなくて鏡の中にも光が伸びていってる!Xみたいになってる!」鏡の近くの光は、鏡の前にあるものに反射し、さらに鏡でも反射し、そして私たちの目に入ってきます。 そんな長い道のりを飛んでくる光ですが、私たちの脳はその道のりは無視して最後のところだけを 「鏡の中から光が出てきた!」というように認識します。 だから、鏡の中に、鏡の前と同じ世界が広がっているように見えるのです。
そのため、入射角と反射角のあるレーザー光も、鏡の中と前にあって、Xのような形に見えるのですね。では、次は鏡を使っていろいろなミッションやクイズに挑戦します!
①変なラボットを作ろう
サイエンスラボのオリジナルキャラクター「ラボット」の正中線上に鏡を立てて、 左半分×2と右半分×2を見比べると、頭の葉っぱがなくなったり増えたりしました。 ほかにも、鼻やポケット、ボタンの変化にご注目。普段あまり意識しない非対称性が際立ちますね。↓いつものラボット
↓左半分×2 ゆでたまごスタイル
↓右半分×2 ツインテールスタイル
②鏡クイズに挑戦!
そのままでは意味が分からない記号に、いろいろな角度で鏡を立てると、意味のある記号に変身させることができました。 鏡クイズに正解できた人は、クイズづくりにも挑戦しました。正解を探すより、クイズをつくるのに苦労している人が多かったようです③2枚の鏡でたくさん見える。
2枚の鏡で角度をつくってその間にいるキャラクターが何人に増えるかも調べました。 180度のときは2人 90度のときは4人 60度のときは6人 ・ ・ ・ さあ、規則性はわかったかな??では、角度を0度=平行にした時にどんなふうに見えるか・・合わせ鏡の箱を作って確かめました
鏡に反射した光が、向かいの鏡に反射して、それがまた向かいの鏡に反射して...と光の反射がくり返され、 私たちの脳には、鏡の中に鏡があって、その中にまた鏡があって...と無限の鏡の世界として認識されています。 つまり、箱の中に入れたものがずーーーーっと奥までたくさん見えます。 みなさん、指やえんぴつを箱の中に入れて、鏡に映る世界の不思議を楽しんでいました。それでは次回もお楽しみに