実験レビュー
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ドクターコース(小学5~6年生)「飛ばせ!ロケットエンジン」
今回のドクターコースの実験テーマは「飛ばせ!ロケットエンジン」です。
ロケットが前に進む力、つまり「推進力」を、「燃焼」によって生み出します。室内でやるにはなかなかに刺激的な実験ですので、くれぐれも勝手に自宅などでやらないようにしてくださいね!
まずは「燃焼」の威力をチェックします。紙コップを使って見てみましょう。 ペットボトルの側面の穴に点火!
↓次の瞬間 ↓
ペットボトルの上部から爆音とともに青い炎が噴き出しています。
「「びっっっっくりしたああああ」」
紙コップは勢いよく天井に当たり、跳ね返ってきました【汗】実は、このペットボトルにはアルコールを吹き込み、気化してありました。 火を近づけると、炭素と水素と酸素からなるアルコールが燃焼して、水と二酸化炭素ができます。 この反応が爆発的に起こるため、口から勢いよく吹き出して推進力となるのですね。
他にも、ものが燃焼すると「光」や「熱」が出るのですが、 あまりに一瞬のことなのと、すごい音にびっくりしてしまい見逃す人が続出したので... iPadのカメラ機能を使って連写やスロー撮影をし、みんなで確認しました! 今回載せている写真も、連写したものです。
さあ、では紙コップを吹き飛ばした推進力を利用して、今度はロケットを飛ばしてみましょう。 アルコールを吹き込んで、準備万端! どきどきしながら火を近づけます...!
↓次の瞬間 ↓
「「はっやーーーーい」」教室の端から端まで、勢いよくペットボトルが進んでいきました。 この勢いにはみんな唖然
じつはこのペットボトルには穴の開いたふたがしてありました。 このふたをとって噴射口を大きくしたらどうなるか、みなさんに予想してもらったところ... 「大きい口から一度にたくさん噴射されて、さらにパワーアップするのでは」 「口が大きいと勢いが弱まって、パワーダウンするのでは」 などと様々な予想が出ました。どうなるかは、ヒミツです
今回は、身のまわりでよく目にする「燃焼」について、いつもと違った角度からとらえた実験でした。 それでは次回もお楽しみに