実験レビュー
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マスターコース(小学3~4年生)「生物の遺伝を科学する」
マスターコースの実験は「生物の遺伝を科学する」です。
遺伝や遺伝子については高校生で学習する内容です『「遺伝」って聞いたことある?』
「あるよ!」
「遺伝子!」
「お母さんやお父さんと似てること!」などなど「遺伝」という言葉についてみんながもっているイメージを聞いてみました。 難しい内容ですが結構みなさんが知っていてびっくりしました
『遺伝』とは親の特徴が子へ伝わることをいいます。 実際には『遺伝子』の本体であるDNAという物質によって伝えられます。 そのDNAは細胞の核の中に染色体としておさめられています。 また、メンデルの法則から現れやすい特徴を『顕性』・現れにくい特徴を『潜性』ということも確認しました。
※少し前までは優性・劣性といっていましたが、言い方が変わりました。それでは実際にDNAを取り出していきましょう
今日は鶏レバー(動物細胞)とブロッコリー(植物細胞)からDNAを取り出します。
まずはじめに食塩と洗剤を混ぜてDNA抽出液を作ります。
これがDNA抽出液です。
続いて鶏レバーの細胞からDNAを抽出しました。
抽出液と混ぜ、ろ過をしたあと最後に慎重にエタノールを注いでいきます。
すると白いモヤモヤしたものが浮いてきました!
細胞の中にあったDNAがたくさん集まり、見えるようになりました。
「これがDNA?!」
「細い線が見えてくると思ったけど、イメージと違った」
初めて見た実際のDNAに驚きつつ、続いて植物であるブロッコリーのDNAも取り出していきます。
細胞を細かくして、抽出液を加えていきます。
さあ、ブロッコリーのDNAが出てきました。
鶏レバーとブロッコリーでは違いがあったかな?
「どっちも白くてモヤモヤしている」
「見た目は似てる」
そう動物も植物も同じ物質を使っているのですね「なんで同じなんだろう・・・」
などDNAに対してさらに様々な疑問が浮かんできた生徒もいました。実際に実験して新たな疑問や興味がでてきたみたいです
近い未来でまた学ぶ機会があったとき、今回の実験を思い出してもらえると嬉しいです
栄光サイエンスラボ センター北校