実験レビュー

  • 中学受験コース(小学5~6年生)「磁石を作ろう」

    「磁石を作ろう」

    今回作るのはネオジム磁石や一般的な磁石として使われているフェライト磁石などの永久磁石ではなく、 電気を流している間だけ磁力をもつ一時磁石です。
    D17090901.JPG
    ◆永久磁石(棒磁石、馬てい形磁石など)

    電磁石は導線を巻いてコイルを作り、中に鉄芯を通すことで作る事ができます。
    今回は100回巻き・200回巻きの2つの電磁石を作り、磁力の強さを検証しました。
    D17090902.JPG
    ◆導線をグルグル

    電磁石に電流を流し、クリップをどれだけつり上げられるかを調べます。
    D17090903.JPG D17090906.JPG
    左:100回巻き・電池1個、右:100回巻き・直列つなぎ電池2個
    D17090905.JPG
    【200回巻き・電池1個】

    この実験から次の要素が電磁石の磁力を強くできることがわかりました。
    ①導線の巻き数を増やす。
    ②電流を大きくする。

    また、電磁石から鉄芯を抜いてコイルにしてみると・・・
    D17090907.JPG
    全くつり上げられなかったことから、鉄芯が無いコイルは磁力が非常に弱くなることがわかりました。

    また、電磁石の仕組みを理解するため、導線一本に電流を流し、発生した磁力を方位磁針で検出する実験を行いました。
    D17090910.JPG
    電流を流すと方位磁針の針が動きました。つまり、電流が流れている導線から磁力が発生しており、導線を巻きつけた電磁石は発生した磁力の集大成であったのですね。
    しかも、発生する磁力・電流の向き(+-)には密接な関係があることも分かりました。
    受験において、この辺りはバッチリ出ますので、家でも実験して復習することをお勧めします。

    次回は電磁石の性質を利用したモーターについて実験します。お楽しみに

    栄光サイエンスラボ センター北校




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