実験レビュー
-
バチュラーコース(小学1~2年生)「カラフルイクラを作ろう」
カラフルイクラを作ろう
イクラは何の魚の卵か知っていますか 好き嫌いはあるかと思いますが、食べるとプチッと口の中ではじけますね
今回、鮭の卵であるイクラを自分たちの手で作る実験をしました どのようにして作るのか、また本物のイクラとの違いは何なのかも実験してみました。まずは、ミニ実験 カップの中に、本物のイクラを入れました。 そこへお湯を注ぐと・・・
イクラが白っぽい色になりました 本物のイクラの中には、タンパク質という栄養が入っています。
タンパク質は、熱に弱いため、お湯をかけると変性して白っぽい色に変わるのです。次に、人工イクラを作る実験をしました アルギン酸ナトリウム(イクラ液)を水に溶かし、色を付けました。
アルギン酸ナトリウムがトロトロしていることが分かりますね。 次に、塩化カルシウム(固める粉)を水に溶かし、色を付けたアルギン酸ナトリウム水溶液をスポイトで垂らすと・・・
液が丸い形で固まりました まるで本物のイクラのようになりましたね これが人工イクラなのです。作った人工イクラを指で潰すと・・・
中から赤色の液が出てきました 本物のイクラと比べると、潰す時に少し硬かったようですそして、作った人工イクラをお湯につけると・・・
・・・あれ 白っぽい色にならない・・・。 そう、人工イクラには、タンパク質が入っていないため、お湯に入れても白っぽい色にならないのです次に、残ったアルギン酸ナトリウム水溶液(イクラ液)にBTB溶液を入れて、 先ほどと同じように塩化カルシウム水溶液(固める粉の液)に垂らしました。
青緑色っぽい色のイクラができました
この人工イクラを手のひらで転がすと・・・
黄色っぽい色のイクラに変化しました
この人工イクラを重曹水に入れると・・・
青色っぽい色に変化しました よく見ると、外側が青色っぽい色で内側は黄色っぽい色になっていることも観察できました
BTB溶液は、酸性で黄色、中性で緑色、アルカリ性で青色に変化する指示薬です つまり、手のひらと重曹水が何性かは分かりますよね今回作った人工イクラは、実験室で作ったため食べることはできません しかし、実際に売られていいたりお寿司のパックに入っていたりするイクラに人工イクラが使われているかどうかは調べることはできます
ぜひ調べてみてくださいね 次回の実験もお楽しみに