実験レビュー
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ポストドクターコース(中学1~3年生)2月実験レビュー「分離の化学」
牛乳、食塩水・・・混ざっているものを分けられるか実験しました
「分離の科学①」
「分離」とは、色々な物質が混ざっている『混合物』をそれぞれの物質に分けることを言います
分離には様々な方法があるのですが、 今回は「ろ過」と「遠心分離」を実験しました。
「ろ過」は小学校でも習いますが、「遠心分離」は初めて聞いたという子もいました。まずオレンジジュースと牛乳をマイクロチューブに入れ、遠心分離機にセットします
そして遠心分離機をスイッチを入れ、回転させます。
使用した装置の説明書には4000rpmという文字が・・・
これは1分間に4000回転しているという意味です。
「は、早い」と生徒達は驚いていましたが、これでも遠心分離機の中では回転数が少ない方なのです
5分ほど回転させ、中からチューブを取り出してみると・・・
オレンジジュースが綺麗に
牛乳は見た目の変化はあまりないようです。
次にオレンジジュースと牛乳をろ過してみましたが、 それぞれろ液・ろ過のスピードに違いがありイメージと違う結果になっている子が多かったです実験を通して、 ろ過は何の違いによって分離ができ、遠心分離は何の違いで分離しているかが理解できたと思います。
身の回りでも実は多くの場所で使用されている「遠心分離」 、ぜひどのような所で使われているものなのか考えてみてください来月の実験は「電熱線の科学」 次回もお楽しみに
栄光サイエンスラボ 横浜校 栗本