実験レビュー
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中学受験コース(小学5~6年生)「蒸発の科学」
「蒸発の科学」
今回は「蒸発」に関わる二つの実験を行いました。
①水溶液を蒸発させる。(蒸発乾固)
4種類の水溶液、「炭酸水」・「砂糖水」・「食塩水」・「エタノール水」を試験管に用意します。
ただ、どの試験管にどの水溶液が入っているかはヒミツです
これをいくつかの方法で調べ、水溶液を当てることを行いました。
まずは、「見た目」と「臭い」です。
Aくん「これは炭酸水だな!」
先生「どうして?」
Aくん「だって泡が出てるもん!」
Bくん「う~ん、こっちは消毒のにおいがするからエタノール水じゃないかな。」
Cくん「僕もそんな感じがする。」 するどく観察していますね次に、BTB液を加えて液性を調べました。 結果は・・・
Dくん「炭酸水とエタノール水はわかるんだけど、砂糖水と食塩水がまだわかならいなぁ・・・」そして、最後に「蒸発乾固」を行いましたね。 それぞれの水溶液を少量採り、アルコールランプで加熱します。
Aくん「水がどんどん減っていく!」
先生「なんでだろう?」
Cくん「水が蒸発するからだよ。」
Bくん「なんか黒いものが残ったぞ!
これは砂糖じゃない?においも甘いし。」
Dくん「こっちは白い粉みたいなものが残ったよ。食塩じゃないかな?」
先生「でも本当に食塩かな?」 「食塩かどうかはあるものを使うとわかります!なんでしょう?」
Cくん「顕微鏡!!」
先生「見てみようか!」
みんな「わ~!サイコロみたいに結晶がしかくい!」溶けている物質によって蒸発させた時の様子には違いがあります。
砂糖と食塩は「固体」、エタノールは「液体」、炭酸は「気体(二酸化炭素)」でした。
その違いを利用して水溶液を特定することができましたね。
②水溶液を蒸発させ、発生した水蒸気を集める。(蒸留) 試験管に入れた緑色の色水を加熱し、沸騰させます。
発生した水蒸気をもう一つの試験管に運び、冷やすと・・・
みんな「すごいきれいな水がでてきてる!」
Aくん「緑色はもとの試験管に残ったままだね。」今回は「蒸発」に関する実験を行いました。 洗濯物が乾くことや、水たまりがいつの間にか消えてしまうなど、とても身近な現象なのですね