実験レビュー
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マスターコース(小学3~4年生)8月①実験レビュー「水の電気分解と燃料電池」
水は電気を通す??
水の電気分解と燃料電池
水は何からできているのか、みなさんは考えたことはありますか?
今回は、身近だけど、たくさんのひみつがある水の実験を行いました!◆水の正体 ~原子と分子~
昔々・・・約137億年前、宇宙が始まったとき、たくさんの粒が宇宙に飛び出しました。
この粒がぶつかり合って、新しい粒が次々にできました。
今では粒は「原子」として、重さの順に番号と名前が付けられており、最初にできた粒は「水素原子」と呼ばれています。
私たちが良く知る水は、この水素原子と8番目の酸素原子が集まってできたものです。「その粒でできているものは、他には、どんなものがあるの!?」
原子の世界を少しだけ覗いたみんなは、宇宙の粒が気になるようです◆水の電気分解
先ほど、水は水素原子と酸素原子が集まってできているとお話ししました。
この水に電気を通すと、元の水素原子と酸素原子に分解されます。水+電気 → 水素+酸素
分解された水素原子と酸素原子は変化して、今度は気体の水素と酸素なって、ブクブクっと水中から飛び出します。
「わー!小さい泡が出てる!」
それが、水が分解されてできた水素と酸素です。
「でも、あんまり出てないな・・・」
実は水は電気を通しにくいため、分解されるスピードがとても遅いのです。
そこで、電気を運ぶ役割の硫酸ナトリウムを入れてみると・・・
「うわぁ!!すごい泡が出てる!!」 さっきとは、違い、たくさん泡が出てます!◆未来のエネルギー燃料電池
水の電気分解でできた水素と酸素から、電池を作ることができます。
これを燃料電池といいます。そう、電気分解の逆です!酸素+水素 → 電気+水
このエネルギーが使いやすくなれば、地球にやさしい暮らしができると思います!
まだ、使えるところが限られていますが、 みんなが大人になるころには、研究がもっと進んでいることでしょう
もしかしたら、ラボの誰かが発明するかも
先生はその日を楽しみにしています!栄光サイエンスラボ 勝どき校 長谷川