実験レビュー
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ドクターコース(小学5~6年生)6月後半実験レビュー「太陽の動きと影」
今回の実験テーマは「太陽の動きと影」です
「夏の太陽」と「冬の太陽」・・・実は動き方が違うのですが、どこが違うのでしょうか?夏・冬だけでなく、日本には四季がありますね。
それには「地球から見た太陽の動き」にひみつがあります
今回はこのような模型を作って、地球から見た太陽の動きを確認しました。
模型の円の中心部分に私たちがいて、太陽の動きを見ていると考えてください。3本の針金はそれぞれ季節ごとの太陽の通り道を表しています。(青=冬至、黄色=春分・秋分、赤=夏至)
模型を見ると、太陽の高さの違いがよく分かりますね。正午の時刻での太陽の高さ(南中高度)を測ってみましょう
夏至の日は90度近く、つまりほぼ真上を通ることがわかり、冬至の日は30度ほどしか高さがないことがわかりました。
一年を通して、ここまで変化しているのですね季節ごとに太陽の高さが変わるということは、影の長さも変わります。
装置の中央に棒を立てて、太陽の動きとともに影がどのように変化するか実際に書き込んでみます。
◆夏至では短い影 ◆冬至では長い影ができますね。季節ごとに影を追い、それをつなげてみると・・・
できた線は「日陰曲線」と呼ばれるものです
季節によって太陽の通り道が異なり、その太陽が作り出す影の長さにも大きな変化があることがわかりました今回の実験では日本(関東地方)モデルの模型を作りましたが、 作り方次第で様々な場所での太陽の動きを知ることができます。
「ブラジルモデルを作りたい!」とさっそく作り替えてくれた子もいましたが、 さて、どのような模型が仕上がったでしょうか?栄光サイエンスラボ 自由が丘校 奈良輪