実験レビュー
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ドクターコース(小学5~6年生)5月後半実験レビュー「岩石とその分類」
大理石に塩酸を加えると...?
気体が発生
この気体の正体はなんでしょう?
気体を石灰水に通してみると・・・
「白くにごった!二酸化炭素だ!!」5月後半の授業は、「岩石とその分類」です。
まずは、石灰岩・チャート・大理石、それぞれに塩酸を加えて観察しました。
「石灰岩と大理石は泡がすごい!!」
「チャートは変化がないなー。」
石灰岩は、貝殻やフズリナ、サンゴの死がいなどが岩石化したもの。
そして大理石は、石灰岩がマグマの熱や圧力により、長い年月をかけて性質が変化したものです。
見た目に違いはありますが、どちらも炭酸カルシウム成分を含むため、塩酸を加えると、二酸化炭素が発生します。
チャートは、ホウサンチュウというプランクトンの死がいが岩石したもので、塩酸とは反応しないということもわかりました。発生した二酸化炭素を石灰水に通し続けると・・・
「あっ!!透明に変わってる!」次に、6種類の岩石をルーペで観察!
岩石を構成する鉱物の粒の大きさや色、形の違いから、見分けることはできるでしょうか?
「鉱物の粒は、大きくて角ばっている。全体が白いから...花こう岩だ!」
「丸くて大きな粒だなぁ。れき岩かな?」一番悩んだのはこの2つ、安山岩とげん武岩。
「げん武岩は、安山岩よりも黒っぽいはず...」正解は
安山岩は、白い部分、灰色の部分、黒い部分があります。
げん武岩は、全体的に灰色でした。
知識で知っていた特徴も、実際に観察してみると、思っていた色と違っていました。
苦戦しながらも、分類完了
今回は、実際の岩石を観察して、その見分け方や分類について学習しました。
一見、同じように見える岩石ですが、粒の形状や組成が違います。
身の回りに落ちている石(岩石)をよーく観察してみましょう。
過去を知る手がかりが見つかるかもしれません(^^)次回は、今回の実験でも出てきた「二酸化炭素」に迫ります!
お楽しみに☆