実験レビュー
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ドクターコース(小学5~6年生)4月前半実験レビュー「水溶液の性質」
色の変化で、水溶液の性質を見分けよう
水溶液の性質とは「酸性」「中性」「アルカリ性」の3つです。
一番簡単な方法は 水溶液をなめることですが、中にはなめると危険な薬品もありますね
では、どうやって調べるのでしょうか?そこで、今日使ったのが「指示薬」というものです。
指示薬を酸性、中性、アルカリ性の水溶液に入れると、色が変化します
これを使えば、簡単に調べることができますね今日使うのは、以下の指示薬です。
初めに、BTB溶液です。
酸性では黄色、中性で緑色、アルカリ性では青色になります。次に、フェノールフタレイン溶液。
酸性・中性では無色ですが、アルカリ性で赤色に変化します。
中には「え、これが赤色?ぜんぜんイメージと違う」という人も・・・実際に見ないとわからないことですね。3つ目は、マローブルー液です。
左から強酸性、弱酸性、中性、弱アルカリ性、強アルカリ性を示します。
これは、ムラサキキャベツと同じ、アントシアニンという色素が入っています。
色の変化が細かいですね。フェノールフタレイン溶液や、マローブルー液は酸性、中性、アルカリ性だけでなく、 酸やアルカリの強弱を調べることができる優れものです。
指示薬によって、調べる得意分野が異なるのがポイントですねさて、実際の実験の様子です。
指示薬を入れた結果から、一生懸命考えていますね
「BTB液、緑色と青色、どっちだろう?」
「これは弱アルカリ性かな?強アルカリ性かな?」
調べていくと、判断が難しいものもありましたね実験では 【塩酸】【水酸化ナトリウム水溶液】などの実験で使われる薬品から、
【石けん水】【砂糖水】【お酢】【レモンの汁】 【虫さされの薬】など、身の回りにある水溶液まで、いろいろなものを調べました。それぞれ、何性かわかりましたか?
次回は、今日習った内容を使った実験です。
しっかり復習しておいてくださいね